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党産会の顧立雄主委、金管会主委に転任へ


ニュース 政治 作成日:2017年9月6日_記事番号:T00072713

党産会の顧立雄主委、金管会主委に転任へ

 頼清徳次期内閣の閣僚人事で、林全内閣で国民党不当資産の処分で辣腕(らつわん)を振るってきた顧立雄・不当党資産処理委員会(党産会)主任委員が、金融業界の管理・監督を担当する、金融監督管理委員会(金管会)の主任委員に転任することが5日発表された。6日付聯合報などが報じた。

/date/2017/09/06/gulishung_2.jpg金管会主委に就任する顧立雄氏。現時点で最大のサプライズ人事だ(5日=中央社)

 顧氏は弁護士で、これまで金融業界とは接点がなく、専門的知識を持っていない。このため前馬英九政権時代に金管会主委を務めた曽銘宗氏は「話にならない。専門的知識を軽視している」と酷評した。これに対し顧氏は「逆に言えばしがらみがない。法律の専門家としてバランスの良い管理モデルを探りたい」とコメントした。

 行政院の発表によると、頼次期内閣の既に決まった人事では、副院長に施俊吉・台湾証券交易所(台湾証券取引所、TWSE)董事長が、秘書長に卓栄泰民進党副秘書長が就任する。現秘書長の陳美伶氏は政務委員兼国家発展委員会(国発会)主任委員に転任する。徐国雄報道官は留任。経済部長は、李世光前部長が辞任した後代理となった沈栄津氏が昇任する。党産会主委は林峯正・国家安全会議(国安会)咨詢委員が就任する。

 このほか、頼氏の後任の台南市長には、李孟諺同市秘書長が来年の市長選挙まで代理を務めることも頼氏によって発表された。