3.5Ｇ（第3.5世代）新型スマートフォン、「ダイヤモンド」を発表した宏達国際電子（ＨＴＣ）の周永明執行長は６日、既に独Ｔ－モバイル、仏オレンジ、英ボーダフォンなど欧州主要キャリア５社と同機の取り扱い契約を交わし、６月から出荷を開始することを明らかにした。また、販売量は昨年発売した「タッチ」シリーズの300万台を超えるという予測も示した。７日付経済日報が報じた。
ＨＴＣが同日ロンドンで行った発表会の現場には、「ダイヤモンド」を見ようと世界各地から100人以上のメディア関係者が集まった。
周永明執行長はダイヤモンドのセールスポイントとして、「背面に不規則な菱形を刻んだデザインとインターネット・ブラウジングに３Ｄインターフェイスの導入したこと」を挙げた。価格については、「地域、電信業者ごとに提携方式が異なり、統一は難しい」と語ったが、アナリストは２万台湾元（約７万円）強とみている。
ＨＴＣは同日、４月の売上高が前年同期比30.3％増の118億5,000万元、１～４月も前年同期比36.2％増の445億5,000万元となったと発表した。第２四半期はダイヤモンドの出荷開始が追い風となり、340億元（前年比26％増）の同社予測を上回るとみられる。
