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台プラ主要4社、8月売上高20%増【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2017年9月7日_記事番号:T00072732

台プラ主要4社、8月売上高20%増【表】

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)が6日発表した8月売上高は1,277億1,000万台湾元(約4,600億円)で前月比7%増、前年同月比20.9%増だった。中国の石化製品オファー価格上昇が貢献した。7日付経済日報などが報じた。

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 台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)の8月売上高は前月比11.4%増、前年同月比32.9%増の189億1,000万元と過去3年で最高だった。林健男董事長は、昨年8月は工場9基で定期保守点検を実施していたが、今年8月の定期保守点検は2基のみだった上、中国当局の環境保護の検査で、老朽化した生産能力が削減され、ポリ塩化ビニル(PVC)、水酸化ナトリウム、アクリロニトリル(AN)のオファー価格が4~38%上昇したと指摘した。

 他3社は▽南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)、260億100万元(前月比2.9%増、前年同月比12.1%増)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー)、293億7,800万元(前月比0.6%増、前年同月比10.7%増)▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)、543億2,100万元(前月比11.5%増、前年同月比28.1%増)──だった。

 なお、先月25日に米南部テキサス州に上陸した大型ハリケーン「ハービー」の影響で、稼働を停止していた台プラグループのテキサス工場は7日から全面回復する予定だ。稼働停止期間は13日に上り、台塑は損失3,520億米ドルと試算、南亜プラは試算中だ。