ニュース 建設 作成日:2017年9月7日_記事番号:T00072733
英不動産大手ナイトフランクが6日に発表した第2四半期のグローバル高級住宅指数によると、台北市の高級住宅価格は過去1年間で6.5%下落しており、下落幅はアジア1位、世界でもモスクワ、サンクトペテルブルクに次いで3位となった。7日付工商時報が報じた。
ナイト・フランクが台湾の瑞普国際物業(REPro)と共同で設立した瑞普萊坊の黄舒衛・市場研究部副総監によると、中国で海外の口座を利用した脱税を防止するための法律(いわゆる中国版FATCA)が施行されたことを受けて、台商(海外で事業展開する台湾系企業)の資金が台湾に流入したことなどから、台北市の高級住宅市場では昨年第4四半期から今年第1四半期にかけて成約数が爆発的に増加。しかし第2四半期に購買意欲が低下し、取引件数は30%以上減少した。
黄副総監は、来年の統一地方選挙まで1年余りとなった中、新内閣は富裕層に有利な税制改革を進めると予測。また台北市で来年、房屋税(建物固定資産税)の引き下げが実施されるため、同市の高級住宅取引件数は第2四半期に底を打ち、今年通年では前年から横ばいとなるとの見方を示した。ただ、価格についてはさらに5~8%下落する可能性があると指摘した。
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