ニュース 金融 作成日:2017年9月7日_記事番号:T00072736
8日発足する頼清徳内閣で金融監督管理委員会(金管会)主任委員に内定した顧立雄氏は6日、金融業界の家族経営や、産業と金融の不分離(産金不分離)の問題解決に取り組んでいく姿勢を明らかにした。7日付工商時報が伝えた。
顧氏は、「金融業界は審判と選手が曖昧な状況だ」と述べ、自身のような外部の人間なら管理監督できると強調した(6日=中央社)
顧氏は「金融業界は自己資本比率や不良債権比率などの指標は健全だが、家族経営と産金不分離の問題があり、就任後の努力課題となる」とした上で、コンプライアンスが良好で、家族経営の解消や産金分離を達成した金融持ち株会社を業務拡大などで優遇していく考えを示した。
顧氏はまた、取り組みが遅れていると判断された金融持ち株会社については、厳格な監査を行い、新規業務の発展空間を制限すると説明した。
顧氏は金管会から先ごろ厳しい処分を受けた永豊金融控股(シノパック・フィナンシャル・ホールディングス)を名指しし、「家族経営と産金不分離の問題だと思う」と述べた。
顧氏はこのほか、▽金融科技創新実験条例の改正▽保険業界の資金の重点産業分野への導入▽財政部の税制改革案を受けた株式市場活性化──を就任後の優先課題に掲げた。
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