ニュース 電子 作成日:2017年9月7日_記事番号:T00072740
スマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)が6日発表した8月連結売上高は前月比51.55%減、前年同月比54.39%減の30億100万台湾元(約110億円)で、2004年9月以降の過去13年で最低だった。6月に発売した握って操作できる旗艦機種「HTC U11」の出荷のピークが過ぎたこと、8月21日にバーチャルリアリティー(VR)対応ヘッドマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、HMD)「HTC Vive」を値下げしたものの、まだ効果が出ていないことが原因のようだ。7日付経済日報などが報じた。
HTCは、売上高が不振傾向にあるわけでなく、人員削減は行わないと強調した。
HTCの売上高は年初来40億~50億元台が続いていたが、「HTC U11」人気で6月、7月は60億元台に乗っていた。
HTCの1~8月売上高は398億6,000万元で前年同期比14.4%減だった。9月は5,000元未満の入門機種「HTC One A9s」や、値下げした「HTC Vive」の出荷が期待できる他、アップルのiPhone発売で例年ハイエンド機種の販売が伸びるので、「HTC U11」の購買意欲も刺激される可能性がある。
このほか、グーグルのハイエンド機種「ピクセル2」の10月発売が予想され、受託生産するHTCの9月出荷に貢献するとみられている。ただ、「ピクセル2」の通年出荷台数は900万台にすぎず、LGエレクトロニクスと受注を分け合うことになるなどの見方も出ている。
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