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エピスター8月売上高、過去2年4カ月で最高


ニュース 電子 作成日:2017年9月8日_記事番号:T00072759

エピスター8月売上高、過去2年4カ月で最高

 発光ダイオード(LED)最大手、晶元光電(エピスター)の8月連結売上高は前月比3.7%増、前年同月比5.26%増の23億3,200万台湾元(約84億円)で、2015年4月以降で最高だった。青色LED生産がフル稼働、4元系LEDの設備稼働率は80%以上だ。8日付工商時報などが報じた。

 エピスターは今年初めにMOCVD(有機金属気相成長法)装置を3台導入したものの、第2四半期から青色LED受注が満杯で、8月売上高の成長が抑えられた。中国のLED大手、三安光電(三安オプトエレクトロニクス)、華燦光電(HCセミテック)、澳洋順昌の生産能力拡大に対しエピスターは、中国市場は供給不足で、全ての生産能力が青色LED生産に割り当てられるわけではないため、下半期の青色LED価格への影響は限定的と予測した。

 エピスターは、下半期の青色LED価格が安定すれば、第3四半期も前期に続き利益を計上し、通年で3年ぶりに黒字転換する可能性がある。

 一方、4元系LEDは年内はほぼ受注見通しが立っている。うち植物育成用の超高輝度4元系LEDは、第3四半期に受注が集中している。車載用やセキュリティー用も需要が強い一方、冷蔵庫や洗濯機など家電向けはまだフル稼働ではない。