ニュース 金融 作成日:2017年9月8日_記事番号:T00072770
遠東集団(ファーイースタン・グループ)傘下の百貨店大手、太平洋崇光百貨(太平洋そごう)は1日、店名を遠東そごうに変更し、遠東国際商業銀行(遠銀)が発行する「遠東快楽クレジットカード」の遠東そごうでの特典を強化している。国泰世華商業銀行(キャセイ・ユナイテッド・バンク)が発行する提携クレジットカード「太平洋そごう聯名カード」を締め出すことが狙いとみられる。8日付中国時報が報じた。
遠銀は、遠東快楽クレジットカードの遠東そごうでの特典について、4%引きのクーポン贈呈を上乗せしたほか、第4四半期に他行発行の提携クレジットカードを上回る内容を打ち出すと表明した。
国泰世華銀の前身である匯通銀行は、遠東集団による太平洋そごう出資前の2001年、提携カード発行契約を結んだ。遠東集団の02年出資当初は問題なかったが、遠銀が16年に遠東快楽クレジットカードを発行し、太平洋そごうでの割引や駐車場の優待サービスなど、国泰世華銀発行の太平洋そごう聯名カードと同様の特典を打ち出したため、双方の関係は冷え込んだ。
遠東快楽クレジットカード発行枚数は既に50万枚を突破し、太平洋そごう聯名カードの80万枚の6割以上の水準に達した。
国泰世華銀関係者は、遠東そごう聯名カードに名称変更すれば、遠銀を宣伝し、敵に塩を送ることになるし、名称変更しなければ、古いカードに見えてしまうと困惑を見せている。
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