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クアルコムとアップルの特許訴訟、受託4社の支払い拒否認める


ニュース 電子 作成日:2017年9月11日_記事番号:T00072776

クアルコムとアップルの特許訴訟、受託4社の支払い拒否認める

 米半導体大手のクアルコムとアップルの特許訴訟に巻き込まれた格好のアップル製品の台湾受託生産メーカー4社が、クアルコムに対する特許使用料(ロイヤルティー)の支払いを停止していた問題で、米連邦地方裁判所はクアルコムの主張を退け、特許使用料の支払い拒否を認める判断を下した。10日付自由時報が報じた。

 受託4社はアップルのスマートフォン「iPhone」、タブレット端末「iPad」を生産する▽鴻海精密工業▽仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)▽和碩聯合科技(ペガトロン)▽緯創資通(ウィストロン)──。

 知的財産権専門家のフローリアン・ミュラー氏は、クアルコムは受託4社が特許使用料の支払いを拒否し続けた場合、クアルコムが長期的に損失を被るという証拠を提出するのは困難で、今回の判決は予想通りだったと指摘した。

 アップルは今年1月に米国で、クアルコムの特許使用料が不当に高いとして提訴。4月に受託4社に対してクアルコムに特許使用料の支払いを停止するよう指示した。これを受けクアルコムは5月に特許使用料の支払い継続を求めて受託4社を提訴。その後、受託4社も7月にクアルコムの特許使用料が不当に高いとして提訴していた。