ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2017年9月11日_記事番号:T00072777
経済部によると、台湾の今年上半期の鉄鋼生産額が前年同期比30%増の5,591億台湾元(約2兆円)となった。中国の鉄鋼生産過剰解消で、市場価格が値上がりしているためで、通年で1兆元台の回復が有望視されている。10日付蘋果日報などが報じた。
鉄鋼生産額は、中国の生産過剰による値崩れを受け、2015年、16年にそれぞれ9,500億元、9,100億元と1兆元を下回っていた。
今年上半期は品目別で橋りょうや鋼管に使われる熱延が前年同期比41%増、鋼片が37.1%増と好調だったが、鉄筋は不動産景気の低迷で15%増にとどまった。
一方、中国鋼鉄(CSC)が8日発表した8月の売上高は前月比7.6%増、前年同月比19.1%増の306億3,100万元だった。出荷量は100万トンで、前月を10万トン上回った。中龍鋼鉄(ドラゴン・スチール)は33万4,000トンで、合計133万4,000トンと前月比8.5%増えた。市場関係者は「アジアの鉄鋼価格が上昇し、川下で在庫確保の意欲が強いことから、9月の業績にもプラスになる」と指摘した。
子会社の中鴻鋼鉄は8月売上高が33億8,900万元で前月比3.1%増、前年同月比21.7%増、出荷量は20万6,000トンで前月比より8,000トン増えた。
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