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タイヤの正新と建大、再度の値上げ


ニュース その他製造 作成日:2017年9月11日_記事番号:T00072779

タイヤの正新と建大、再度の値上げ

 タイヤ最大手の正新橡膠工業(CST)は原料の合成・天然ゴム価格の上昇を受け、8月中旬にトラック用タイヤの価格を3%引き上げたのに続き、9月からさらに4~5%の引き上げを行った。建大工業(KENDA)も8月に乗用車用、バイク用、自転車用タイヤの価格を3~5%引き上げた。天然ゴムが減産期に入り、原油価格上昇により合成ゴム価格も上昇する見通しで、建大も9月以降に再値上げを行う可能性がある。10日付経済日報が報じた。

 CSTは原料価格の上昇を受け、上半期の粗利益率が24.2%と前年同期比8.3ポイント下落した。建大も20%と8.2ポイント下落した。ゴムの国際価格は7月から現在までに1割以上上昇しており、2社は値上げによって粗利益率の回復を図る。

 大手2社の値上げを受け、南港輪胎(ナンカン・ラバー・タイヤ)、華豊橡膠工業(HFR)、泰豊輪胎(フェデラル)なども追随する方針だ。このうち南港タイヤは10月から乗用車用、バイク用タイヤの価格を3~5%引き上げる計画だ。