ニュース 金融 作成日:2017年9月11日_記事番号:T00072782
国泰世華商業銀行(キャセイ・ユナイテッド・バンク)は8日、遠東集団(ファーイースタン・グループ)が9月より傘下の百貨店大手、太平洋崇光百貨(太平洋そごう)を遠東そごうに商号変更し、遠東国際商業銀行(遠銀)が発行する「遠東快楽クレジットカード」のそごうでの優待特典を強化する構えをみせたことについて、そごう提携クレジットカードは国泰世華銀しか発行しておらず、そごうで同行を上回る優待特典を提供するべきでないと、遠東集団に対し契約順守を訴えた。9日付工商時報が報じた。
国泰世華銀関係者は、2001年に高額の権利金を支払ってそごう提携クレジットカードの発行契約を獲得しており、そごうの株主構成が代わり、商号が変更されても、国泰世華銀が提携クレジットカードを独占発行する契約には変わりがないと主張した。
そごう提携クレジットカードは発行枚数80万枚で、そごう店内の消費額の3割を占める。提携クレジットカードでは、米系量販店のコストコ(好市多)提携クレジットカードに次ぐ2位。仮に発行権を失う事態となれば、同行には大きな打撃となる。
国泰世華銀の鄭有欽副総経理は「そごうと引き続き良好な関係を維持し、提携クレジットカード保有者の権益を守りたい。提携クレジットカードが愛用されてこそ、そごうの業績につながる」と呼び掛けた。
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