ニュース 金融 作成日:2017年9月11日_記事番号:T00072783
頼清徳内閣で金融監督管理委員会(金管会)主任委員に就任した顧立雄氏は10日、「コーポレートガバナンス(企業統治)」の強化を柱とする第3次金融改革に着手する方針を表明した。11日付経済日報が伝えた。
国民党の不当資産処分で活躍した顧氏の金管会主委起用には、国民党の金脈を断つ狙いがあると観測されている(中央社)
顧主任委員は「台湾の金融改革はこれまで2つの段階を経験してきた。第1段階は不良債権処理、第2段階は金融機関の再編だった。第3次金融改革は簡単に言えば、コーポレートガバナンスが重点になる」と述べた。
顧主任委員は「内部、外部の体制に量的、質的指標を組み合わせ、金融業をコーポレートガバナンスの模範にしていきたい」と述べ、内部の体制とは金融機関の法令順守と監査体制、外部の体制とは金管会による管理監督を指すと説明した。量的指標は今後業界と調整を図り、質的指標は金管会による金融検査の結果を採用するとした。
顧主任委員は就任直前、台湾金融機関の問題点として、家族経営と産金不分離(金融と産業の不分離)を挙げていたが、その解決策としても、コーポレートガバナンスを挙げた。
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