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作成日:2008年5月7日_記事番号:T00007279
フォックスリンクとQMTが提携、竹科にMEMSパネル工場設置
正イ精密工業(イは山の下に威、フォックスリンク)は6日クアルコムの子会社、クアルコムMEMSテクノロジーズ(QMT)と提携し、QMTがマイクロ電子技術システム(MEMS)を用いて開発した光干渉変調方式(IMOD)ディスプレイ、「mirasol(ミラソル)」を生産する第4.5世代工場を設置すると発表した。7日付経済日報が報じた。
工場は新竹科学工業園区(竹科)龍潭園区に設置する予定で、来年に量産を開始したい考えだ。新たに設立した正イの100%子会社「高強光電」が運営し、2010年からの利益獲得を目指す。
高強光電の周才強総経理は同日、同工場では2.3インチ型携帯電話や3インチ型デジタルカメラから7インチ型全地球測位システム(GPS)を対象とする中小型パネルの生産をするという計画を語った。
初期はQMTが「mirasol」の製品技術と生産設備を提供し、正イが工場、クリーンルームなどの設備と生産管理のノウハウを提供する。製品のライセンスはQMTに、製造プロセス技術のライセンスは双方に帰属する。今回の提携により正イはパネル後工程モジュール(LCM)からディスプレイ市場に事業を拡大することになる。