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メリーと中国の立訊、東莞でも合弁へ


ニュース 電子 作成日:2017年9月12日_記事番号:T00072805

メリーと中国の立訊、東莞でも合弁へ

 設備音響機器大手、美律実業(メリー・エレクトロニクス)は11日の董事会で、提携先の中国コネクター最大手、立訊精密工業(ラックスシェア・プレシジョン・インダストリー)と広東省東莞市にヘッドホンの合弁会社を設立することを承認した。来年第2四半期の稼働を予定する。ヘッドホン生産能力が倍増する見通しだ。12日付工商時報が報じた。

 合弁会社名は東莞立訊美律電子(仮称)で、資本金は2億人民元(約33億円)。メリーが9,800万人民元相当を出資して株式49%を取得する。同計画は経済部投資審議委員会(投審会)の認可が必要で、約30日後に審査結果が出る見通しだ。

 メリーの黄朝豊広報担当は、合弁工場の面積は12万平方メートルと、深圳工場の3倍で、第1期工場(5万平方メートル)を来年第2四半期に稼働すると説明した。

 メリーはこれまでに、蘇州工場の株式51%を立訊に売却し、アップルのスマートフォン「iPhone」のサプライチェーン入りを果たしたほか、中国のスマートフォンブランド向けハンズフリーヘッドセットの恵州工場を合弁で設立するなど、立訊と提携関係にある。

 一方、メリーは昨年下半期から売上高の7割を占める高価格ブルートゥースヘッドホンでは、立訊と提携していない。主要工場の深圳工場はほぼフル稼働だ。