ニュース 石油・化学 作成日:2017年9月12日_記事番号:T00072806
ドイツの化学大手、コベストロのパトリック・トーマス最高経営責任者(CEO)は11日、彰化工場の熱可塑性ポリウレタン樹脂(TPU)の年産能力を現在の1万8,000トンから2万3,000トンへ27.7%増強すると表明した。来年の稼働を予定する。台湾の消費者向けエレクトロニクス産業、製靴産業のクラスター成熟度を見込んでの投資だ。12日付経済日報が報じた。
コベストロは投資額を明かさなかった。業界では増強規模から2億~3億台湾元(約7億2,000万~11億円)と予想されている。
コベストロは台湾で彰化浜海工業区と高雄市の林園石化工業区の2カ所に工場を持つ。このうち彰化工場のTPU年産能力は同社のアジア太平洋拠点で最大だ。
トーマスCEOは、同社の世界売上高のうち20億ユーロ(約2,600億円)はIT(情報技術)産業向けで、産業クラスターが完備された台湾の企業は重要な提携パートナーと説明。また、台湾スポーツ産業の生産額は10億ユーロに達しており、スポーツシューズの靴ひもやスポーツ用ブレスレットなどの需要増で同社のTPU工場の稼働率が高い水準に達していると説明した。
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