ニュース 商業・サービス 作成日:2017年9月12日_記事番号:T00072815
コンビニエンスストア最大手、セブン-イレブンは13日より1カ月の期間限定で、入れたてコーヒー「シティーカフェ」に、新鋭デザイナーのダニエル・ウォンがデザインしたカップ5種類を採用し、2,000万杯以上を販売する目標だ。今年通年では3億2,000万杯(前年比6.7%増)、売上高130億台湾元(約470億円、前年比10%増)を目指す。12日付工商時報などが報じた。
ニューヨークをテーマにしたデザインと、大胆な色彩で、消費者の目を引く狙いだ(11日=中央社)
シティーカフェは2004年の販売開始より12年連続成長しており、昨年は前年比7%増の3億杯が売れ、売上高は前年比11%増の118億元と、2年連続で100億元を超えた。シティーカフェは1店舗当たり1日平均160杯売れており、中でも乗換駅にある店舗では1日800~900杯売れ、入れたてコーヒーマシン設備5台がフル稼働の状態だ。
セブン-イレブンを運営する統一超商(プレジデント・チェーンストア)は、今年は過去最高となる1億元以上を投じ、新設備2,000台以上を導入すると説明した。現在、全5,000店余りに設備9,100台を設置しており、来年は1万台まで増やす計画だ。
セブン-イレブン店舗のシティーカフェ売上高構成比は8%。アメリカンコーヒーが3割、カフェラテが5~6割を占める。公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)の調査によると、入れたてコーヒーの粗利益率は50%だ。
なお、統一超商のコーヒー豆輸入は年間7,000トンと、台湾の輸入量の28%を占める。
毎日コーヒー飲用、23%
一方、コンビニ大手の全家便利商店(台湾ファミリーマート)は昨年入れたてコーヒー「レッツカフェ」を1億杯売り上げ、売上高は31億元だった。
統一星巴克(プレジデントスターバックスコーヒー)は昨年売上高が96億元、純利益は7億7,000万元だった。年内に430店まで拡大し、今年は売上高が100億元突破する見通しだ。
市場調査によると、台湾人のコーヒー飲用は1カ月平均15.4杯(11年13杯)に増えており、毎日1杯以上コーヒーを飲む人も全体の23%(11年18%)に増えた。
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