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台鉄へのペット持ち込み、7月から可能に


ニュース 社会 作成日:2008年5月8日_記事番号:T00007283

台鉄へのペット持ち込み、7月から可能に


 台湾鉄路(台鉄)の列車で長年続いている「ペット持ち込み禁止」が、ペットブームの拡大を受けて、7月1日から解禁される。台鉄では指定席車両を中心に、犬や猫など小型ペットの持ち込みを許可する予定で、2~3カ月間の施行期間を設け、さらに継続するかどうかを決定するという。

 台鉄によると、2003年に行った乗客の意識調査では、ペットの毛などがアレルギーを起こすことなどから、72%以上の乗客がペット持ち込みに反対だった。

 台鉄では目下、エアコンのない普通車に限り、糞便が漏れないケースに入った2キロ以下のペットを持ち込むことができるほか、一部の自強号(特急)の貨物車両に有料(30キロ以下約200台湾元=約680円)で持ち込みが可能だが、このようなケースはまれだ。

 ペットを持ち込む場合は、飼い主が大きなかばんやリュックにこっそり隠して乗車するケースがほとんどで、ペットがほえたり顔を出したりして見つかった場合は、車掌室に預けられ、運賃を支払う羽目になる。

 台鉄によると、縦55センチ、横45センチ、高さ38センチ以下のケースに入ったペットは、手荷物として車内持ち込みを無料とする。これ以上の大きさの場合は、貨物扱いとなり有料。また、蛇やワニなど特殊なペットは持ち込み禁止とし、時間帯や通勤列車では規制する方針だ。

 ちなみに、台湾高速鉄路(高鉄)では、時間帯に関係なく、ケースに入っていればペットの持ち込みは無料。しかし、ケースを通路に置いたり、ハスキー犬など大型犬を持ち込む乗客が出たため、4月からケースの大きさを制限し、座席の下に置くよう規定を変更している。