ニュース 電子 作成日:2017年9月13日_記事番号:T00072832
台湾半導体産業協会(TSIA)の盧超群常務理事(元理事長)は12日、「台湾半導体業界の好況はやがて終わる」と警告し、政府に対し産業界との意見交換を呼び掛けた。13日付自由時報が伝えた。
盧常務理事(右2)は悲観的だが、力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)の黄崇仁董事長(中)は、中国の台頭に直面しても、台湾にはまだ競争力が残っていると異なる見解を示した(12日=中央社)
盧常務理事は、今年の世界の半導体生産額が17.7%(メモリを除くと5.8%)伸びると予想される中、台湾半導体業界の生産額は0.3%増の2兆4,560億台湾元(約9兆円)にとどまり、初めて伸びが世界平均を下回るとみられる点に危機感を表明した。
盧常務理事は「台湾はメモリー産業が小規模な上、IC設計も成長しておらず、パッケージング・テスティング(封止・検査)は衰退を示している」とした上で、「台湾のIC設計業が速やかに応用面と結び付かなければ、ファウンドリーだけで持ち応えることになり、半導体業界はとても危険だ」と分析した。
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