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台風18号、陸上警報の発令見送り


ニュース 社会 作成日:2017年9月13日_記事番号:T00072848

台風18号、陸上警報の発令見送り

 台風18号(アジア名・タリム)が大きく北寄りに進路を取ったことから、中央気象局は13日、午前8時半に予定していた陸上警報の発令を見送った。同局では、あす14日に台北市、新北市、基隆市が台風によって公共機関や学校を休みとする停班停課の措置を取る可能性は低いとみている。自由時報電子版が報じた。

/date/2017/09/13/18typhoon_2.jpg頼清徳行政院長(左)が、中央災害対策センター(CEOC)を視察した。対応ぶりが注目されていたが、今回は手腕を発揮する機会はなさそうだ(13日=中央社)

 台風18号は午後2時現在、台北の東約440キロメートルの海上にあり、半径220キロの範囲で時速15キロ前後の強風が吹いている。14日朝より北に進路を取って台湾から離れていく見通しだ。ただ、北部や東北部では、台風の外側の雲による局地的な大雨への警戒が必要だ。

 台風は11日の時点では台湾直撃が予想されていた。大きく北寄りの進路を取ったのは日本上空に張り出していた太平洋高気圧の弱まる速度が予想以上に早かったためで、予測の誤差は250キロにも及んだ。太平洋上の台風の進路予測は衛星データのみに頼っているため誤差が大きく、専門家は航空機を用いた直接観測で正確な予測を行うよう政府に提言している。