ニュース 電子 作成日:2017年9月14日_記事番号:T00072857
14日付電子時報によると、聯発科技(メディアテック)は、ミドルエンドのスマートフォン向けチップ市場に注力するため、「Helio P」シリーズの研究開発(R&D)にリソースを集中させており、10ナノメートル製造プロセスを採用する「Helio X」シリーズ改良計画を一時凍結するもようだ。
メディアテックは今年、中国を含むアンドロイドOS(基本ソフト)搭載スマホ大手ブランドのハイエンド機種向け受注が思うように進まず、スマホチップの出荷量が大幅に落ち込み、粗利益率も低迷している。
こうした中、同社は競争力確保のため、製品ラインアップを見直し、10ナノプロセス採用のスマホチップ「Helio X」シリーズの改良計画の一時停止を決定した。16ナノプロセス採用の「Helio P」シリーズを12ナノプロセスにアップグレードすることで、ミドルエンド市場でシェア回復に努める。
これにより来年、台湾積体電路製造(TSMC)の7/10ナノ先進プロセスを採用する台湾のIC設計会社がなくなる見通しだ。
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