ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

亜太電信、3Gサービスを年末終了へ


ニュース 電子 作成日:2017年9月14日_記事番号:T00072863

亜太電信、3Gサービスを年末終了へ

 亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム)は13日、今年12月31日で第3世代移動通信システム(3G)サービスを終了する計画が、国家通訊伝播委員会(NCC)から条件付きで認可を受けた。営業許可が切れる2018年末より1年早いサービス終了となる。14日付経済日報が報じた。

 亜太電信の3GサービスはCDMA方式を採用しており、4Gサービスに必要な3Gによる音声通話技術と互換性がない上、CDMAを採用する通信キャリアが世界的に激減したことから、同社は2014年に103億6,600万台湾元(約380億円)の減損処理を行っている。既に昨年6月の段階で3Gサービス終了を申請していたが、当時まだ10万人以上の3GユーザーがいたことからNCCに却下された。

 しかし、亜太電信の3Gサービスは今年、人口カバー率が法定の75%を大きく下回る46.9%だったことが調査で判明。NCCは亜太電信に罰金100万元を科し、電波環境の改善かサービス終了を要求した。亜太電信は基地局の改善は困難としてサービス終了を決めた。

 NCCによると、亜太電信の3Gユーザーは現在536人で、このうちほとんど利用していないユーザーが316人。NCCは亜太電信に対して▽北、中、南部で3Gサービス終了、4Gサービスへの移行特典に関する説明会を開催すること▽4Gに移行したユーザーに現行より得な料金プランを提供すること──などを求めた。