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政府系銀行、相次いで賃上げへ


ニュース 金融 作成日:2017年9月14日_記事番号:T00072868

政府系銀行、相次いで賃上げへ

 財政部は13日、公務員の賃上げ方針を踏まえ、政府系銀行8行も賃上げに追随する方針を表明した。各行は今月中に董事会で賃上げ案を協議する。14日付工商時報が伝えた。

 政府系銀行は今年の賃上げ幅が1~3.7%だったが、財政部は「来年の賃上げ幅は前年を上回る」と指摘した。官民経営の銀行が3~6%の賃上げを見込むほか、政府系金融グループの傘下企業で1~5%の賃上げとなる見通しだ。財政部は特に若い行員の賃上げ幅を厚くすることを求めている。

 賃上げ幅は第一商業銀行(ファースト・コマーシャル・バンク)が最高で、3~7.3%で実施することを決めた。昇進による昇給分を含めると、10%近い賃上げとなる行員も出る見通しだ。兆豊国際商業銀行(メガ・インターナショナル・コマーシャル・バンク)は毎年の固定昇給分3%と合わせ、平均6%の賃上げを見込む。

 台湾銀行、台湾土地銀行、中国輸出入銀行(輸銀)、台湾金融控股の証券、保険子会社については、公務員並みの3%の賃上げとなる。