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「台湾水資源Aチーム」発足、企業の東南アジア進出支援


ニュース 公益 作成日:2017年9月14日_記事番号:T00072869

「台湾水資源Aチーム」発足、企業の東南アジア進出支援

 水道事業者の台湾自来水(台水)は13日、台湾の水道産業サプライチェーン26社から成る連盟「台湾水資源Aチーム」を発足させた。蔡英文政権が進める「新南向政策」に呼応して、企業の東南アジア進出を支援する。当初は1~2年かけてインドネシア、ベトナム、フィリピンでの事業展開を目指す。14日付経済日報が報じた。

/date/2017/09/14/15water_2.jpg「台湾水資源Aチーム」が軌道に乗れば、日本や欧米などにビジネスモデルを移植する考えだ(同社リリースより)

 台水の郭俊銘董事長は、東南アジア諸国の水質汚染は30年前の台湾と同じ状況にあるが改善が進んでいないため、▽中国鋼鉄(CSC)傘下の中宇環保工程(チャイナエコテック、CEC)▽大同(TATUNG)▽山林水環境工程(フォレスト・ウォーター・エンバイロメンタル)──などから成る「台湾水資源Aチーム」の設立を決めたと説明した。

 同チームには水道スマートメーターシステムを手掛ける研華科技(アドバンテック)やIC設計最大手の聯発科技(メディアテック)、中華電信も関心を示している。

 郭董事長はさらに、新会社「台湾水務技術サービス」の来年設立を検討していると明かした。当初の資本金は1億台湾元(約3億6,700万円)で、うち台水が40%を出資し、残りを「台湾水資源Aチーム」のメンバーなどに出資を呼び掛ける。また、東京水道サービス(TSS)、みずほ銀行とも提携交渉を進めているという。