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直航スケジュール遅延も、江丙坤氏が示唆


ニュース 運輸 作成日:2008年5月8日_記事番号:T00007289

直航スケジュール遅延も、江丙坤氏が示唆

 
 江丙坤次期海峡交流基金会董事長が6日、馬英九次期政権が推進する中台間の直航チャーター便について、「7月4日に実現するというのは外部の観測で、私は一度も言ったことはない」と、国民党の立法委員らに語っていたことが明らかになった。直航への期待の過熱ぶりを冷まし、遅延する可能性もあるとくぎを刺す意図があるとみられる。8日付聯合報が報じた。

 江氏は、「大陸(中国)の観光客に発給するビザ、航空路線の問題をいかに交渉するか、技術的な細かい問題は想像されているほど簡単ではない」と語っており、8日は台湾各メディアに対しても「急ぎ過ぎだ」と指摘した。台湾団結聯盟(台聯)の頼幸媛・前立法委員が行政院大陸委員会の主任委員に就任することが中国側の不興を買い、交渉が進展しなくなるとの観測については、「関係ない」と答えた。

 中国との直航交渉に参加したことのある航空業界関係者も、「馬英九次期政権は直航を軽く考え過ぎている。政治的問題には中国側の意向があり、われわれではどうにもできない」と批判。「場合によっては、7月4日どころか9月4日になっても交渉がまとまらない恐れもある」と語った。