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日本の医薬品爆買い、アリナミンなど人気


ニュース 医薬 作成日:2017年9月18日_記事番号:T00072908

日本の医薬品爆買い、アリナミンなど人気

 台湾人観光客は、日本を旅行する際に医薬品を大量に購入する人が多いが、蘋果日報がビタミン剤の「アリナミンEXプラス」(武田薬品工業)、胃腸薬の「強力わかもと」(わかもと製薬)など、台湾人に人気の医薬品トップ10を明らかにした。日本ツアーのガイドによると、近年の台湾元高を背景に、ツアー客1人当たりの医薬品購入額は1万~2万台湾元(約3万7,000~7万4,000円)に上るという。中には1回の旅行で100万円を消費する「爆買王」もいるようだ。同紙が17日付で報じた。

/date/2017/09/18/00Drug_2.jpg近年、台湾で購入できる日本の医薬品も増えたものの、日本の方が価格が安く信頼感があるため、依然日本で購入する台湾人観光客が多い(ワトソンズフェイスブックより)

 台湾人が日本で買う医薬品のトップ10は、「アリナミン」「わかもと」の他、▽スキンケア化粧品「suisai(スイサイ)」(カネボウ化粧品)▽解熱鎮痛薬「イブ」(エスエス製薬)▽かぜ薬「ルル」(第一三共ヘルスケア)▽スキンケア化粧品「雪肌粋」(コーセー)▽口内炎治療薬「口内炎パッチ」(大正製薬)▽馬油(マーユ)配合スキンケアクリーム「ロッシモイストエイド」(コスメテックスローランド)▽目薬「ロートジー」(ロート製薬)▽蒸気温熱シート「めぐりズム」(花王)──。日本で著名ブランドとして定着したものや、日本ならではの細かいアイデアが生かされた商品が目立つ。

 旅行商業同業公会全国聯合会(旅行公会全聯会、TAAT)は、一部商品は海外へ輸出しておらず、日本でしか買えないため人気が集まっていると説明した。また、台湾で購入できる商品でも、価格が1~2割安い上、模倣品の心配がないため日本で購入するとの声も聞かれた。

 中華民国旅行業品質保障協会(品保協会、TQAA)は、日本で売られているセール品は消費期限が1年ほどのものもあるとして、注意を呼び掛けている。また専門家は、台湾でも同様の成分を配合した医薬品が販売されていると指摘している。

訪台日本人、シートパックが一番人気

 一方、訪台日本人旅行者も台湾で医薬品を購入することが多い。ドラッグストアチェーン大手、屈臣氏(ワトソンズ)によると、日本女性が同店で購入する商品トップ10のうち、▽「天天美麗365」(Beauty Buffet)▽「黒頭終結粉刺抜膜組」(My Scheming 我的心機)▽集中補水潤肌精華面膜(森田薬粧)▽保湿修復膠囊面膜(DR.WU)──などシートパックが4商品と最も多くなっている。次いで万応白花油(白花油国際)などスキンオイルが3商品で、このほか保湿液の「菜瓜水」(広源良)、ミルクティー「経典原味奶茶」(3点1刻)、チョコレート菓子「義美葡萄QQ巧克球」(義美食品)が各1点だった。