ＩＣ設計の義隆電子（ＥＬＡＮマイクロエレクトロニクス）は、韓国のシステムインテグレーター（ＳＩ）のコリア・スマートＩＤ（ＫＳＩＤ）、スマートカードメーカーの金科国際（JINCO UNIVERSAL）と共同で、国際連合（ＵＮ）から指紋認証式ＩＣカードを独占受注したことを明らかにした。18日付工商時報が報じた。
ＥＬＡＮら３社は今年４月、韓国のウリ銀行から指紋認証式キャッシュカードを受注している。今回の国連からの独占受注について証券会社は、銀行からセキュリティーがより重視される大型機関へと市場を拡大したことで今後の成長に貢献すると評価した。
ＥＬＡＮの８月の連結売上高は前月比10.7％増、前年同月比７％増の７億4,000万台湾元（約27億4,000万円）と、過去２番目に高かった。１～８月累計でも前年同期比14.6％増の48億6,600万元と、過去２番目に高かった。
ＥＬＡＮは、第３四半期出荷量は前期より増え、製品構成の改善により粗利益率も上昇すると予測した。
