めっき鋼大手の盛餘（SYSCO、センユースチール）は15日、平均2.5％、最高５％の賃上げを実施すると発表した。従業員約570人に対し７月26日にさかのぼって適用する。軍人・公務員・教員の給与を来年１月から３％引き上げるなど、政府の賃上げ方針に呼応した。鉄鋼業界では中国鋼鉄（ＣＳＣ）、義聯集団（Ｅユナイテッド・グループ）なども賃上げ計画を表明している。16日付工商時報が報じた。
センユースチールは昨年、平均３％の賃上げを実施した。昨年の純利益は12億7,000万台湾元（約47億円）で、今年上半期の純利益も５億5,000万元と好調が続いている。今年の賃上げで、１人当たりの月給が1,000元以上増加する見通しだ。
２年に１度、大幅な賃上げを実施しているステンレス大手の允強実業（ＹＣイノックス）も来年は平均10％、一般従業員で10％以上と、例年より大幅な昇給を行う計画だ。
