ニュース 社会 作成日:2017年9月18日_記事番号:T00072931
台湾の政治大学企業管理研究所を卒業した中国籍の元留学生、周泓旭被告(逮捕当時29)がスパイ活動を行ったとして、国家安全法違反の罪で起訴された事件で、台北地方法院は15日、周被告に懲役1年2月の判決を言い渡した。16日付聯合報が伝えた。
周被告。中国籍の元留学生が国家安全法違反で有罪判決を受けたのは初めてだ(15日=中央社)
周被告は中国遼寧省出身で、2012年から政治大に留学。昨年8月に卒業後、いったん中国に帰国したが、今年2月にビジネス目的で来台。外交部の若手職員に接触し、四半期ごとに1万米ドルの報酬で情報提供を求めるなどしていたことが発覚し、逮捕された。
周被告は「法務部調査局の取調官が自由を求める心理につけ込み、罪を認めるよう仕向けた」などと主張したが、裁判官に退けられた。
台北地方法院は、周被告がスパイ活動の内容、報酬、中国政府関係者との接触などについて、自ら説明したことを示す記録があり、証拠は十分だとして、有罪判決を下した。
中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の安峰山報道官は今回の判決について、「台湾当局は両岸(中台)交流を妨害してばかりいる。それは明らかで人心を得られない。断固反対する」とコメントした。
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