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フェアフレンドとシンガポール企業、自動化ライン販売で合弁


ニュース 機械 作成日:2017年9月19日_記事番号:T00072940

フェアフレンドとシンガポール企業、自動化ライン販売で合弁

 工作機械大手、友嘉集団(フェアフレンドグループ、FFG)は、香港上場のシンガポール系製造設備メーカー、創達科技控股(CWグループホールディングス)と合弁で、シンガポールに販売会社「FFG-CW」を設立する。フェアフレンドがFFG-CWの株式の過半を保有する。19日付工商時報が報じた。

 FFG-CWは、フェアフレンド傘下の欧州工作機械メーカーのロボットアームを搭載したカスタムメイドの自動化生産ラインを東南アジア、インドで販売する。フェアフレンドの東南アジア売上高は現在3%未満だが、2025年に3億ユーロ(約400億円)を目指し、売上高構成比を10%まで高める目標だ。

 フェアフレンドの朱志洋総裁は、グループの事業をスマートマシンからスマートマニュファクチャリング、スマートファクトリーまで拡大する上で、海外企業との合弁、販売会社の買収、自社での販路開拓を進め、世界最大の販路を構築すると表明した。

 朱総裁は、製造面では関連の工作機械メーカーの買収を続ける計画で、欧州、米国、日本、台湾でそれぞれ1社と買収交渉を進めていると明かした。また、人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、ビッグデータ関連のソフトウエア開発企業の買収も検討しているほか、海外の大手メーカーとの提携も計画していると述べた。

 フェアフレンドはドイツで開催されている世界最大級の工作機械見本市「EMOハノーバー」で、初日の18日に1億米ドル以上を受注し、23日までの期間の目標2億5,000万米ドルの半分近くを達成した。うち中国の自動車メーカー大手から8,000万米ドル、仏エアバスから900万米ドルを受注した。