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デング熱ワクチン、メディゲンが東南アジアで量産へ


ニュース 医薬 作成日:2017年9月19日_記事番号:T00072942

デング熱ワクチン、メディゲンが東南アジアで量産へ

 高端疫苗生物製剤(メディゲン・ワクチン・バイオロジック、基亜生物製剤から社名変更)は2018年に東南アジアなどでデング熱ワクチンの第3相臨床試験、商業化に向けた量産の準備に入る計画だ。同社は昨年11月に米国立衛生研究所(NIH)と、同機関が開発中のデング熱ワクチンに関するライセンス契約を結び、26カ国・地域における研究開発(R&D)、生産販売の権利を取得した。政府の「新南向政策」に呼応し、東南アジアにおけるデング熱予防をリードする地位確立を目指す。19日付工商時報が報じた。

/date/2017/09/19/09ppp_2.jpg頼清徳行政院長(中)は18日、第1回デング熱国際予防フォーラムで、台南市長時代の2年前にデング熱が広がった経験を踏まえ、ワクチン予防に期待感を示した(18日=中央社)

 デング熱ワクチンに関する台米協力は昨年6月に衛生福利部疾病管制署(CDC)とNIHの間で提携の覚書(MOU)が交わされた後、台湾で高齢者向けに第2相臨床試験が進められた。ただ今後は、政府間の協力から公的機関と民間企業との間のパブリック・プライベート・パートナーシップ(PPP、公民連携)方式での協力に移行し、台湾の衛生関連製品が初めて世界市場に進出することになる。