台湾最大規模の旅行業界の展示会、台北国際旅展（台北インターナショナル・トラベルフェア、ＩＴＦ）が10月27～30日、台北世界貿易センター１館と３館で開催される。主催の台湾観光協会の葉菊蘭会長は、過去最多となる68カ国・地域から企業や団体が出展し、展示ブースは昨年より200区画多い1,650区画に達すると説明した。19日付工商時報が報じた。
葉会長（中）は、いつの日か世界最大級の旅行博覧会「ＩＴＢベルリン」と同じくらい、台北トラベルフェアに世界中の注目を集めたいと話した（18日＝中央社）
出展企業・団体は、航空会社10社、高級ホテル70社以上、レジャー農園100施設以上など。展示ブースは国・地域別で、日本の141小間が最多で、これに米国の30小間、韓国の20小間が続く。中国は不参加だ。
ＩＴＦの蘇成田主任委員は、昨年の来場者は延べ36万人だったが、台湾のアウトバウンド市場拡大を受け、今年の来場者は昨年を上回ると予想。期間中の売上高は20億台湾元（約74億円）、経済波及効果は30億元に達する見通しだという。
葉会長は、台湾人旅行客の高い購買力が世界で注目され、台北トラベルフェアの出展規模が拡大しているため、来年は台北世界貿易センター南港展覧館で開催し、100カ国・地域以上からの参加を目指したいと話した。
