ニュース 農林水産 作成日:2017年9月19日_記事番号:T00072947
殺虫剤フィプロニルを含む鶏卵が先月以降、相次いで見つかった問題で、台北市政府衛生局がこのほど、市内の小売店や卵卸業者を検査したところ、卵卸業者、永吉蛋行が取り扱った鶏卵からフィプロニルを10ppb(十億分率)の濃度で検出し、店頭からの撤去を命じた。19日付聯合報が伝えた。
永吉蛋行は、商売に大きな影響が出たとして、振崑畜牧場に対し損害賠償を請求する方針だ(18日=中央社)
各地方自治体はフィプロニル汚染卵の流通防止に全力を挙げてきたが、それでも流通を防ぎ切れなかった形だ。
追跡調査の結果、問題の鶏卵は台南市の「振崑畜牧場」で生産されたものであることが分かった。現地では鶏卵2万200個の出荷が差し止められ、18日に台南市政府動物防疫保護処が廃棄措置を取った。
振崑畜牧場からは使用が認められていない薬品4缶が見つかった。関係者は「寄生虫の駆除に使っていた」と説明した。
台北市政府衛生局は、フィプロニルが検出された鶏卵の消費期限は9月29日だが、安全を期すため、振崑畜牧場が出荷した鶏卵全ての店頭からの撤去を指示し3万7,800個の鶏卵を回収した。
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