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第3LNG基地、代替建設地も検討


ニュース 石油・化学 作成日:2017年9月20日_記事番号:T00072970

第3LNG基地、代替建設地も検討

 台湾電力(台電、TPC)の大潭天然ガス(LNG)火力発電所(桃園市観音区)向けの、第3LNG受け入れ基地(観塘工業区)が、環境影響差異分析報告の審査未了を理由に着工が見送られた問題で、LNG基地を建設する台湾中油(中油、CPC)は引き続き所定の手続きを進める一方で、代替建設地の検討に入ったことが分かった。20日付工商時報が伝えた。

 代替建設地としては台北港、新北市林口区、台中LNG受け入れ基地の3カ所が候補となっており、特に台北港が有望視されている。CPCは来週にも内部検討報告を取りまとめる。第3LNG基地の稼働は、2025年の脱原発目標実現の条件となる。第3LNG基地は当初23年の供用開始を目指していたが、建設地変更となれば、脱原発政策のスケジュールにも影響を与えることになる。

 CPCの楊偉甫董事長代理は「新建設地は大潭発電所に近くなければ、パイプラインが長くなるという問題を解決できないため、台北港が位置的に最も理想的だ」と述べた。