ニュース 電子 作成日:2017年9月21日_記事番号:T00072988
クアルコムが今年末に小量生産を開始する見通しの次世代パワーマネジメントIC(PMIC)「PMIC5」について業界では、新規格のバイポーラCMOS-DMOS(BCD)技術を導入するため、先進製造プロセスに強いファウンドリー世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が生産の70~80%を受注するとの見方が出ている。なおクアルコムのPMIC生産委託量は全体で年間100万個に上り、将来的にTSMCが最大のサプライヤーとなると予想されている。21日付電子時報が報じた。
クアルコムのPMICは従来、シンガポールのチャータード・セミコンダクターと共同開発を行い、2010年にチャータードを買収した米グローバル・ファウンドリーズ(GF)が生産を担っていた。その後、中国のファウンドリー最大手、中芯国際集成電路製造(SMIC)が低価格戦略で受注を徐々に奪って主要サプライヤーとなり、現行世代のPMIC「PMIC4」もSMICが生産している。
業界関係者によると、クアルコムはPMIC5の生産をファウンドリー3社に分散して委託する考えだ。TSMCは先進技術力を武器に、大部分の受注の獲得を狙っているとされる。
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