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Gogoro、住友商事などから3億ドル調達


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2017年9月21日_記事番号:T00072997

Gogoro、住友商事などから3億ドル調達

 電動バイク最大手、睿能創意(Gogoro台湾)は20日、シリーズCラウンドの資金調達を完了し、日本の住友商事、シンガポール政府系投資会社のテマセク・ホールディングス、米元副大統領のアル・ゴア氏が設立した投資会社ジェネレーション・インベストメント・マネジメント、フランスのエネルギー企業のエンジーの4社から計3億米ドルの資金を獲得したと発表した。これによりGogoroはシンガポールを含む東南アジア市場進出を目指す。21日付工商時報が報じた。

 ただ業界関係者は、Gogoroは現在、電動バイク1台を販売すれば1台分の損失を計上している状況で、過去2年間に調達した資金のうち既に60億台湾元(約220億円)を使い切ったと指摘。今後もバッテリー交換スタンドの設置の継続や経営規模の拡大に伴い、資金投入スピードは加速する一方で、3億米ドルの資金を獲得したとはいえ、輝かしい未来が約束されたとはいい難いとの見方を示した。

 このためGogoroは今後、電気自動車(EV)大手、米テスラと同様、新規株式公開(IPO)により、株式を公開して経営の長期的安定のための資金獲得を目指すと予想されている。