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エピスター、ミニLEDを18年量産へ【表】


ニュース 電子 作成日:2017年9月22日_記事番号:T00073018

エピスター、ミニLEDを18年量産へ【表】

 発光ダイオード(LED)最大手、晶元光電(エピスター)と液晶パネル大手の友達光電(AUO)と群創光電(イノラックス)がミニLEDディスプレイの開発を進めており、来年量産する計画だ。台湾勢は有機EL(OLED)市場で韓国、日本に敗れており、ミニLEDで巻き返しを図る。22日付工商時報が報じた。

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 エピスターの謝明勲副総経理は、ミニLEDをバックライトに使用したディスプレイはLCD(液晶)ディスプレイに比べ消費電力を80%削減できる上、有機ELディスプレイ並みの薄さを実現できると指摘した。価格、コストも有機ELより低く、2018年の国際家電見本市、CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)で応用製品が数多く展示されると予想した。

 謝副総経理は、ミニLEDは技術的に実現可能で、すぐに受注が見込めると説明。多額の投資が必要な上にスマートフォンへの応用が期待できないマイクロLEDより先にミニLEDの量産を行うと述べた。

 スマホ用有機ELパネル市場は現在、サムスン電子がシェア90%以上を占め、オファー価格は1枚当たり70米ドルと高い。こうした中、中国のスマホメーカーはミニLEDディスプレイを採用した製品の設計を進めており、スマホ1台当たりの白色LED搭載量は9,000個に上るという。