ニュース 機械 作成日:2017年9月22日_記事番号:T00073024
22日付工商時報によると、現在ドイツ・ハノーバーで開催されている欧州国際工作機械見本市(EMO)に出展中の台湾メーカーは、会期中の受注量が前年に比べ10~20%増加しているもようだ。
台中精機廠(ビクター台中・マシナリー・ワークス)の黄明和董事長によると、同社は今年のEMOハノーバーに5軸加工機など7台を出展したが、既に全て売却先が決まり、販売額は3,600万台湾元(約1億3,400万円)と前年比30%以上増加したという。
ただ、3C(コンピュータ、通信、家電)産業および自動化設備産業における需要の高まりを受けて現在、工作機械業界ではリニアガイドやボールねじといった部品の供給不足が深刻化しており、中小型工作機械の緊急受注でも納期が従来の1~2カ月から4カ月に、一般の受注でも2~3カ月から半年以上に延びている。また出荷が滞っているにもかかわらず、新たな顧客から追加受注が入っており、工作機械メーカー各社は現在、受注を抑制している状況だ。
こうした中、工作機械メーカーは、日本のTHKや台湾の上銀科技(ハイウィン・テクノロジーズ)など部品メーカーに増産を要求しているが、ハイウィンの卓永財董事長は、生産能力の関係で前年比30~50%の増産が限界と説明した。
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