繊維メーカーの得力実業（デ・リカシー・インダストリアル）は、衣料品までの一貫生産体制の構築を進めている。22日付経済日報が報じた。
21日の業績説明会によると、同社は昨年、台南企業と合弁でカンボジアに縫製工場を設置したほか、ベトナムでは豊田通商の完全子会社、豊通ファッションエクスプレス（ＴＦＥ）と合弁で生地の生産から縫製までを行う一貫生産工場の建設を推進している。
郭俊雄総経理は「生地工場は７月から試験的な量産に入ったが、売り上げ貢献は来年第１四半期からになる」と説明した。縫製工場での生産開始は来年初めを見込む。
このほか、インドネシアの繊維業者との合弁によるベトナムへの工場建設、ベトナムへの全額出資による縫製工場の建設も見込んでいる。
