ニュース 電子 作成日:2017年9月25日_記事番号:T00073043
ファウンドリー世界2位、米グローバル・ファウンドリーズ(GF)が、台湾積体電路製造(TSMC)が長年にわたる不正競争行為によって市場の自由競争を妨げているとして欧州委員会(EC)に提訴した。23日付蘋果日報が報じた。
消息筋によると、GFは、忠誠リベートや排他条件付取引さらには罰金などの不当な手段によって顧客が同業他社に流れることを防いでいると主張。GFが重要製品の受注を試みる際にTSMCの攻勢は激しさを増し、GFの競争力に影響を与えたとの認識だという。
提訴に対しTSMCの孫又文広報担当は「全くの事実無根だ。当社は顧客の選択を尊重しており、技術、品質、信頼性、顧客の価値創造において優れているからこそ顧客に選ばれている」と反論した。
ECは近年、反トラスト法調査を活発化させており、業界関係者によると、違反と判断された場合、最大で年間売上高の10%相当の罰金が課されるという。
市場調査会社、IHSの統計によると、2016年のファウンドリー市場でGFのシェアは9.6%で、首位TSMCの50.6%に遠く及ばない。
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