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北米8月半導体設備出荷27%増、台湾メーカーに恩恵


ニュース 電子 作成日:2017年9月25日_記事番号:T00073044

北米8月半導体設備出荷27%増、台湾メーカーに恩恵

 国際半導体製造装置材料協会(SEMI)が22日発表した統計によると、北米地域における半導体製造装置の8月出荷額は21億8,200万米ドルと前月比3.9%減少したが、前年同月比で27.7%増加した。証券会社は、中国で半導体メーカーが工場建設を進めているほか、メモリー大手が3D(3次元)構造NAND型フラッシュメモリーやDRAMの工場拡張を進めており、台湾設備メーカーの業績に貢献するとの見方を示した。23日付工商時報が報じた。

 証券会社は、▽漢唐集成(UIS)▽亜翔工程(L&Kエンジニアリング)▽家登精密工業(Gudeng)▽京鼎精密科技(フォックスセミコン)▽帆宣系統科技(マーケテック・インターナショナル、MIC)▽閎康科技(MA-tek)▽宜特科技(iST)──などの下半期の好業績が期待できると予想した。

 中国には台湾積体電路製造(TSMC)、聯華電子(UMC)、力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)のファウンドリー3社も進出している。証券会社は、今後は中国のファウンドリー工場の設備需要が見込めると指摘した。

 このほか、TSMCは来年上半期に7ナノメートル製造プロセスでの量産を開始する計画で、極端紫外線(EUV)露光技術を用いた「7ナノ+」の導入も予定している。関連設備は2019年に量産、出荷される見通しだ。