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威宝、122億元の減資を決議


ニュース 電子 作成日:2008年5月8日_記事番号:T00007305

威宝、122億元の減資を決議


 金仁宝集団傘下の通信会社、威宝電信(ビボテレコム)は7日、臨時株主総会を開き、122億500万台湾元(約420億円)の減資案を決議した。張豊雄同社総経理は、減資後に90億元の増資を2段階で行う考えを示した。7月にまず域内の株主に対し50億元、年末にさらに40億元の増資を募る方針だ。8日付経済日報が報じた。

 張総経理によると、威宝の第1四半期損失は12億6,600万元で、1株当たりの損失は0.6元となり、前年比で損失は拡大した。損失の原因はネットワークの保障期間が昨年で切れ、核心ネットワークで補修費用の支払いが始まったことなどを挙げている。

 威宝は最近、中国・中興通訊(ZTE)との連絡が頻繁になっている。現在台湾を訪れている中興通訊の銭強アジア太平洋地区総裁は、威宝との0元のカスタムメイド3G(第3世代)携帯電話の生産における提携以外に、基地局調達についても協議しているとの観測が出ている。

 また中興通訊が威宝へ出資を行う、または同社が威宝のために電信業者による出資を仲介するとの憶測も流れている。