ニュース 商業・サービス 作成日:2017年9月26日_記事番号:T00073076
台湾資生堂の創業者、李進枝氏が24日死去した。98歳だった。中央社が25日伝えた。
李氏は1957年に兄弟と台湾資本による販売代理店として台湾資生堂を設立し、資生堂初の海外拠点となった。主力ブランド「SHISEIDO」などの化粧品、スキンケア用品を扱い、輸入商品が乏しかった当時、初めて化粧品を購入する女性の多くが選ぶブランドとなった。
台湾資生堂は65年に日本からチェーンストア制度を導入し、資生堂の商品への理解促進、信頼強化に努め、台湾の大手化粧品ブランドとしての地位確立に貢献した。
台湾資生堂は80年に中壢工場を稼働。83年に資生堂との合弁会社となった。
台湾では90年に化粧品の貨物税(物品税)が撤廃され、化粧品業界は高度成長期に入った。台湾資生堂は89年に百貨店の「SHISEIDO」カウンターで顧客のニーズに合わせた複数のブランドを販売する業界初の手法を採用し、他社との差別化に成功した。
台湾資生堂の台湾シェアは25%。百貨店のカウンター数は172カ所で、うち3分の1が台北市内だ。董事長は李氏の息子、李国祥氏が務めている。
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