ニュース その他分野 作成日:2017年9月26日_記事番号:T00073081
台湾経済研究院(台経院、TIER)が25日に発表した8月の景気動向調査によると、製造業の営業気候観測指数は前月比2.04ポイント上昇し102.65ポイントだった。上昇は3カ月連続で、2014年8月以来の最高となった。26日付工商時報が報じた。
台経院の林建甫院長は、最終製品の在庫積み増しで、台湾の輸出および輸出受注が好調と説明した。特に電子部品の輸出額とICT(情報通信技術)製品の輸出受注額が過去最高を更新し、メーカーが景気に楽観的な見方に転じたと指摘した。
ただ、台経院の孫明徳・景気予測センター主任は、半導体設備の輸入が過去2カ月で50%減少しており、アップルのスマートフォンiPhone新モデルの販売見通しを反映している可能性があるとの見方を示した。
一方、サービス業の営業気候観測指数は95.87ポイントと前月比1.46ポイント上昇した。株式市場の活性化、夏休み効果で、小売り、証券、保険業の景気見通しが好転した。
建設業の営業気候観測指数は95.44ポイントと前月比0.66ポイント下落した。建設業者の手持ち案件の数が少ないこと、重大公共建設の入札で中止や不成立が発生したことで、景気を悲観する見方が強まった。
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