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サラリーパーソンの過半、3年以上賃上げなし


ニュース その他分野 作成日:2017年9月26日_記事番号:T00073082

サラリーパーソンの過半、3年以上賃上げなし

 求人求職情報サイト大手の1111人力銀行のアンケート調査によると、サラリーパーソンの過半が3年以上賃上げされておらず、16%が10年以上賃上げされていないことが明らかとなった。26日付工商時報が報じた。 /date/2017/09/26/05job_2.jpg

 業界別では貿易・流通、マスコミ・出版業界で最も長く賃上げされていないことが分かった。

 過去1年間に賃上げされなかった理由としては、回答率の高い順に▽定期的な人事評価・昇給制度がない、54.5%▽収益不調、42.6%▽上司に好かれていない、17.8%──となった。

 給与据え置きを受け入れる期間は平均2年で、賃上げされなかった場合は82%が賃上げを要求すると回答した。要求を拒否された場合は▽転職する、56.4%▽上司に賃上げ基準制定を依頼する、32.1%▽我慢する・折を見て再度要求する、28%──となった。

 現職に就いてから賃上げされたことのあるサラリーパーソンは全体の67%で、前回の賃上げ幅は5%だった。

 1111人力銀行の李大華副総経理は、従来の定期昇給制度がほぼなくなり、人事評価に基づく賃上げ制度が導入されたことで、賃上げの頻度が5年に1回となり、賃上げ幅もわずか5%と指摘。定年退職までの勤続35年で計算すれば7回しか賃上げが行われないことになるため、サラリーパーソンが転職によって給与向上を図り、離職率が高止まりする原因になっていると指摘した。

【図】