ニュース 電子 作成日:2017年9月27日_記事番号:T00073087
鴻海精密工業傘下のタッチパネルメーカー、業成控股(ゼネラル・インターフェース・ソリューション・ホールディング、GIS)の周賢頴董事長は、来年の第2四半期までに有機EL(OLED)モジュール生産ラインを1本設置すると明かした。月産能力は60万枚。27日付経済日報が報じた。
周董事長は、近く有機ELモジュールの受注が得られそうだが、まだサンプル用の生産ラインしかないためと説明した。
周董事長は、有機ELでは、アウトセル型タッチパネルの方がインセル型より良品率が10%以上高く、大口顧客に採用されていると述べた。
日本写真印刷と合弁か
周董事長はまた、日本写真印刷と合弁会社を設立するか、薄膜タッチセンサーの生産ラインを共同で設置する可能性があると明かした。日本写真印刷は、アップルに薄膜タッチセンサーを独占供給しているとされる。GISは日本写真印刷との提携によって、iPhoneのタッチパネル貼り合わせを受注できる可能性がある。
iPhone8シリーズの「3D Touch」のタッチパネル貼り合わせはGISと宸鴻科技集団(TPKホールディング)が受注したが、アップルが初めて有機ELディスプレイを搭載するiPhoneX(テン)は有機ELパネルからアウトセル型タッチパネル貼り合わせまでサムスン電子がまとめて受注し、出荷単価は5割増しとみられている。来年はiPhoneの2モデル以上が有機ELディスプレイ搭載と予想されており、薄膜タッチセンサーの需要が大幅に増える見通しだ。
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