ニュース 社会 作成日:2017年9月27日_記事番号:T00073109
新北市立板橋高級中学(高校)で飼われている台湾犬「ポニョ」は、特に前任の高栢鈴校長にかわいがられ、毎日一緒に校内を巡回していた。そんな高校長は他校に異動となったものの、「ポニョ」は今も変わらず毎朝決まった時刻に校長室に「出勤」し、校長と巡回に出掛ける準備をしており、教師や生徒から「台湾版忠犬ハチ公だ」と呼ばれている。
「ポニョ」は板橋高校が6年前に引き取って育てている黒い台湾犬で、まるまるとした体、愛らしい眼差し、短いしっぽを持ち、当時台湾で人気を博していた日本のアニメ映画『崖の上のポニョ』から名付けられた。
そんなポニョと毎日校内を巡回していた高前校長によると、ポニョはとても賢く、同校の教師や生徒を見かけるとしっぽを振って喜びを示すが、見知らぬ人間を見掛けると「ワン、ワン」と大声で吠え、注意を促したそうだ。
ポニョにとっては板橋高校と高前校長が世界の全てだったと言えるが、校長は8月1日付で林口高級中学へと異動になってしまい、その後は他の教職員が面倒を見ることになった。
しかし、ポニョは高前校長のことが忘れられないらしく、同校長がいなくなった後も毎朝8時になると校長室の入り口へやって来て、寝そべって待機する。そして誰かの足音が聞こえると起き上がってしっぽを振るものの、高前校長ではないと分かるとがっかりしたような素振りで再び床に寝そべるそうだ。
ポニョは放課後も、午後5時を過ぎると、いつも校長と一緒に巡回に出掛けた校門脇の詰め所へと移動するのだという。
そんな様子を伝え聞いた高前校長は、休日になると板橋高校へ出掛けポニョと再会しているそうだ。また校長は現任地の林口高校にポニョを連れて行くことも考えているが、同校周辺には野犬が多く、いじめに遭う可能性があるため、野犬が入って来られないよう対策を施した後に迎え入れるつもりだという。
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