ニュース 電子 作成日:2017年9月28日_記事番号:T00073116
半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)最大手、日月光半導体製造(ASE)と矽品精密工業(SPIL)は、年内の経営統合を計画していたが、中国の商務部による承認審査に進展がみられず、実現が困難な状況だ。28日付自由時報が報じた。
ASEとSPILの経営統合については台湾の他、米国など各国の競争当局による競争法(独占禁止法)違反に当たらないかの審査が必要で、これまでに中国以外では承認が得られた。
両社は昨年8月に中国商務部に承認審査を申請したが、今年6月に「審査に時間がかかる」との理由で再申請を求められた。その後3カ月が経過した現在も具体的な進展がない。中台関係の冷え込みが背景にあるとみられている。
両社は年内の審査完了を望んでいるが、業界では中国が10月に中国共産党第19回全国代表大会(党大会)を控えていることもあり、11月までに承認を得ることは難しいとの見方が出ている。
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