ニュース 電子 作成日:2017年9月28日_記事番号:T00073122
アップルが材料不足により新型スマートフォンiPhoneXの生産一時停止を命じたとの市場観測について、音響部品大手の美律実業(メリー・エレクトロニクス)と康而富控股(康控、CONCRAFT)は、先週アップルから生産を急ぐよう要求されたと指摘し、観測を否定した。iPhoneXの出荷台数は10月にiPhone8を上回る見通しで、中国工場では国慶節(建国記念日、10月1日)からの10連休のうち国慶節のみを休みとし、残り9日間は3倍の賃金を支払ってでも生産を急ぐ必要があると明らかにした。28日付蘋果日報が報じた。
メリーと康控は、8月にiPhoneX向け製品の生産を開始し、9月にアップルから生産能力拡大を急ぐよう求められたと説明した。10月は全力で生産に当たらなければ、アップルが要求する量に届かないという。
iPhoneXをめぐっては、有機EL(OLED)パネルの歩留まり率などが問題で、量産開始時期が10月中旬にずれ込むとの観測も浮上していた。メリーと康控は、組み立てを担当する鴻海精密工業も、中国の鄭州工場で9月から従業員に対する奨励金を増額しており、同観測は「あり得ない」と強調した。
アップル製品の動向把握で定評のある凱基証券(KGI)の郭明錤アナリストは、iPhoneX予約受付は5,000万台となり、iPhone8シリーズを上回ると予測した。販売台数はiPhoneXが50%、iPhone8シリーズ2モデルが50%と予想した。
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