ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ノートPCヒンジの新日興、MIM生産能力4割増強へ


ニュース 電子 作成日:2017年9月29日_記事番号:T00073143

ノートPCヒンジの新日興、MIM生産能力4割増強へ

 ノートパソコン用ヒンジ大手、新日興(SZS)は、来年初めにも金属粉末射出成形(MIM)の生産能力が4割増える見通しだ。29日付電子時報が伝えた。

 新日興はこのほど完成した樹林新工場(新北市)に連続式焼結炉2基を設置した。同社は焼成炉34基を保有し、連続式焼結炉1基は焼成炉6~7基分の生産能力に相当するため、焼成炉12~14基分の生産能力増強につながる。

 新日興は昨年、生産したMIM製品の3割が社内向け、7割が外部向けだった。今年は米アップルのMacBookが全面的にMIMによるヒンジを導入したことで、社内向けが6~7割、外部向けが3~4割と比率が逆転した。

 新たに稼働する連続炉では、加工材料が銅・タングステン・チタン合金にも拡大するため、ノートブック以外にもMIMの応用が進むと期待される。